ハワイ滞在中の生活ガイド:コンドミニアム選びから日常生活まで【快適ロングステイ術】
2025年6月10日
読了時間: 5分
約2ヶ月のハワイ生活、どこに住む?何を食べる?妊娠中のハワイ滞在を快適に過ごすためのコンドミニアム選び、自炊事情、交通手段などを網羅。
暮らすように旅する、特別な2ヶ月間
ハワイ出産のための滞在期間は、出産前の1ヶ月〜1ヶ月半、産後の1ヶ月を含めて、トータルで2ヶ月〜3ヶ月程度の長期滞在になります。これは単なる「旅行」ではありません。「生活」です。ホテルでの上げ膳据え膳の生活は最初の数日は楽しいかもしれませんが、費用もかさみますし、何より毎食外食では塩分やカロリー過多になり、妊娠中毒症のリスクも高まります。また、産後は赤ちゃんと一緒に落ち着いて過ごせる環境が必要です。
そのため、ほとんどの妊婦さんはキッチン、洗濯機、リビングルームが備わった「コンドミニアム」をレンタルして生活します。ハワイの風を感じながら、現地のスーパーで買い出しをし、料理を作り、散歩をする...そんな「ハワイに住む」体験ができるのも、ハワイ出産の大きな魅力の一つです。この記事では、失敗しない物件選びのコツから、日々の生活を快適にする知恵まで、生活情報のすべてをお伝えします。
そのため、ほとんどの妊婦さんはキッチン、洗濯機、リビングルームが備わった「コンドミニアム」をレンタルして生活します。ハワイの風を感じながら、現地のスーパーで買い出しをし、料理を作り、散歩をする...そんな「ハワイに住む」体験ができるのも、ハワイ出産の大きな魅力の一つです。この記事では、失敗しない物件選びのコツから、日々の生活を快適にする知恵まで、生活情報のすべてをお伝えします。
コンドミニアム選び:エリア別特徴と攻略法
物件選びで最も重要なのは「立地」です。検診に通うクリニックや出産する病院へのアクセス、そして日々の買い物の利便性を考えて選びましょう。主な人気エリアは以下の3つです。
1. アラモアナ・カカアコエリア(利便性No.1)
アラモアナセンター周辺や、再開発が進むカカアコ地区です。
1. アラモアナ・カカアコエリア(利便性No.1)
アラモアナセンター周辺や、再開発が進むカカアコ地区です。
- メリット: 巨大なショッピングモールがあり、日系スーパー(ニジヤマーケット)、大型スーパー(フードランド、ホールフーズ)が徒歩圏内。多くの産科クリニックが入るビル(アラモアナビル)もすぐ近くで、通院に最適です。築浅の高級コンドミニアムが多く、清潔で設備も充実しています。
- デメリット: 家賃相場が高めです。また、夜は人通りが少なくなる場所もあるので注意が必要です。
2. ワイキキエリア(リゾート感No.1)
観光の中心地です。
- メリット: ビーチが近く、レストランやショップも無数にあり、リゾート気分を満喫できます。バスやトロリーの便も最高です。バケーションレンタル(短期貸し物件)の数が多く、予算に合わせて選びやすいです。
- デメリット: 騒音が気になる場合があります(パトカーのサイレンやライブ演奏など)。また、本格的なスーパーが少なく、物価も観光地価格です。病院へは少し距離があります(車で15分程度)。
3. ワイキキ西側(イリカイ、ディスカバリーベイ周辺)
アラモアナとワイキキの中間地点です。
- メリット: アラモアナセンターへも徒歩圏内で、ワイキキの賑わいも楽しめます。比較的リーズナブルなコンドミニアムが多い穴場エリアです。海が見える物件も多いです。
物件選びのチェックリスト
契約前に必ず確認すべきポイントです。写真だけで決めず、可能であれば内見(または詳細な質問)をしましょう。
- バスタブ(浴槽)の有無: アメリカの物件はシャワーのみの部屋も多いです。妊娠中、体を温めるために入浴は重要ですし、産後の赤ちゃんの沐浴にもバスタブがあると便利です(ベビーバスを使う場合でも、お湯を汲む場所として)。
- 洗濯機・乾燥機: 室内に専用のものがあるか(In-unit)、フロア共用か。大量のベビー服やタオルを洗うことになる産後は、室内にある方が断然便利です。共用の場合、小銭(クォーターコイン)が必要だったり、空いていなかったりしてストレスになります。
- ハンドシャワー: 固定式シャワーだと、お尻を洗ったりお風呂掃除をしたりするのが大変です。可動式のハンドシャワーかどうか確認しましょう。もし固定式なら、交換用のアダプターとハンドシャワーを持参して付け替えるという裏技もあります。
- エアコン: ハワイといえど暑いです。セントラルACか、音がうるさいウィンドウタイプか。寝室にエアコンがあるかも重要です。
- 駐車場: レンタカーを借りる場合、駐車場の有無と料金(ワイキキだと月$200〜$300かかることも)を確認してください。
食生活:自炊派?外食派?
基本は自炊をおすすめします。外食は高額(チップ込みでランチでも$20〜)ですし、味が濃すぎることが多いためです。
食材調達
食材調達
- 日系スーパー: ドン・キホーテ(Don Quijote)、ニジヤ(Nijiya)、ミツワ(Mitsuwa)に行けば、日本と変わらない食材が手に入ります。米、納豆、豆腐、薄切り肉、日本の調味料、お惣菜まで何でもあります。価格は日本の2〜3倍しますが、安心感には代えられません。
- 現地スーパー: フードランド(Foodland)やホールフーズ(Whole Foods)では、新鮮な野菜、フルーツ、オーガニック食材が手に入ります。特にハワイ産のパパイヤやパイナップルは安くて栄養満点で、便秘解消にも良いので妊婦さんにおすすめです。
- ファーマーズマーケット: KCCやカカアコなどで開催される朝市。新鮮な野菜がお得に買えます。
水の確保
ハワイの水道水は飲めますが、配管が古い場合もあるため、多くの人はミネラルウォーターを買うか、ブリタなどの浄水ポットを使用しています。ウォーターサーバーをレンタルする短期滞在者もいます。
交通手段:車なしでも生活できる?
結論から言うと、アラモアナ周辺に住めば車なしでも十分生活できます。
- TheBus(ザ・バス): オアフ島全域を網羅する公共バス。片道$3でどこまでも行けます。HOLOカード(ICカード)を使えば、1日上限$7.50で乗り放題です。アプリ「DaBus2」で時刻表や位置情報を確認できます。ただし、冷房が極寒なので羽織りものは必須です。
- Uber / Lyft: 配車アプリ。検診や買い物で荷物が多い時、また陣痛が来た時の病院への移動手段として必須です。アプリをインストールし、クレジットカードを登録しておきましょう。
- トロリー: ピンクラインなどはJCBカード提示で無料で乗れます。ワイキキ〜アラモアナ間の移動に便利です。
- レンタカー: 自由に動きたいならレンタカーですが、駐車場代が高いこと、また慣れない右側通行・左ハンドルでの運転によるストレスを考慮してください。必要な日だけ借りる(Huiなどのカーシェア利用)のも賢い方法です。
通信環境:スマホはどうする?
SIMフリーのスマホを持っているなら、現地のプリペイドSIM(AT&TやT-Mobileなど)を購入して差し替えるのが最も安上がりです。または、最近はeSIM(物理的なカードの差し替え不要、Airaloなどが有名)の利用も増えています。日本のキャリアの海外ローミングサービス(ahamoや楽天モバイルなど)をそのまま使う方もいます。コンドミニアムには通常Wi-Fiが完備されています。
Banyan Babyのコンシェルジュサービス
Banyan Babyでは、ご希望に合わせたコンドミニアムの紹介・予約代行も行っています。また、滞在中のトラブル(水漏れ、鍵の紛失など)のサポートや、検診への送迎サービス、買い物代行なども提供しています。「異国での生活」の不安を「楽しさ」に変えるお手伝いをいたします。