帰国時の手続きと注意点:赤ちゃんのパスポートと航空券【完全帰国マニュアル】
2025年10月15日
読了時間: 3分
いよいよ日本へ!赤ちゃんのパスポートは日本?アメリカ?航空券の予約方法は?バシネットの確保や機内での耳抜き対策まで、帰国のための準備を完全ガイド。
帰国準備のスタートライン
ハワイでの出産を終え、赤ちゃんとの生活にも少し慣れてきた頃、日本への帰国準備が始まります。赤ちゃんを連れての国境越えには、大人だけの旅行とは全く異なる手続きと配慮が必要です。「パスポートがないと飛行機に乗れない」「チケットはどうやって取るの?」「機内で泣いたらどうしよう」...そんな疑問と不安を一つずつ解消していきましょう。
最大の難関:赤ちゃんのパスポート問題
国際線に乗る以上、0歳の赤ちゃんでもパスポートが必要です。ハワイ生まれの赤ちゃんは日米の二重国籍を持っていますが、帰国時にどちらのパスポートを使うべきでしょうか?
パターンA:日本のパスポートで帰国(理想的だが時間がかかる)
日本に入国する際、日本人として入国するのが最も自然でトラブルがありません。
パターンA:日本のパスポートで帰国(理想的だが時間がかかる)
日本に入国する際、日本人として入国するのが最も自然でトラブルがありません。
- 手順: 出生届を領事館に提出 → 日本の戸籍に記載されるのを待つ(1〜1.5ヶ月) → 戸籍謄本を取り寄せる → 領事館でパスポート申請 → 発行。
- デメリット: トータルで2ヶ月近くかかるため、滞在期間が長引きます。短期滞在(90日以内)を目指す場合は間に合わないことが多いです。
パターンB:アメリカのパスポートで帰国(現実的で一般的)
アメリカのパスポートは、特急申請すれば生後2〜3週間で入手できます。多くのハワイ出産ファミリーはこの方法で帰国します。
- 手順: アメリカパスポート取得 → 航空券予約 → 日本入国。
- 日本入国時の注意: 入国審査で「日本のパスポートは?」と聞かれます。「申請中です」または「まだ作っていません」と答え、日本の戸籍謄本(または出生届受理証明書)を提示して、「日本国籍を持っていること」を証明します。これにより、外国人としての90日滞在許可(短期滞在スタンプ)ではなく、日本人としての帰国扱い(スタンプなし、または帰国印)になります。※運用は審査官によりますが、戸籍謄本は必須です。
航空券の手配とバシネット(ベビーベッド)予約
赤ちゃんのチケット購入
2歳未満の幼児で、座席を使わず大人の膝の上に乗る場合(Lap Infant)でも、国際線では幼児運賃(大人運賃の10%程度+税金)がかかります。事前に航空会社に電話して、赤ちゃんの名前(パスポート表記と同じスペル)、生年月日を伝えて予約・支払いを完了させてください。
バシネットの確保は争奪戦
長時間のフライトでずっと抱っこは過酷です。壁の前の席(バルクヘッド席)に取り付ける簡易ベッド「バシネット」を予約しましょう。数に限りがあり、先着順です。また、身長・体重制限(例:10kg以下、70-80cm以下など航空会社による)があります。もしバシネットが取れなかった場合や、赤ちゃんが大きすぎる場合は、足元の広いバルクヘッド席を確保するか、奮発して赤ちゃんの分の座席(小児運賃)を取ってチャイルドシートを持ち込むことも検討してください。
2歳未満の幼児で、座席を使わず大人の膝の上に乗る場合(Lap Infant)でも、国際線では幼児運賃(大人運賃の10%程度+税金)がかかります。事前に航空会社に電話して、赤ちゃんの名前(パスポート表記と同じスペル)、生年月日を伝えて予約・支払いを完了させてください。
バシネットの確保は争奪戦
長時間のフライトでずっと抱っこは過酷です。壁の前の席(バルクヘッド席)に取り付ける簡易ベッド「バシネット」を予約しましょう。数に限りがあり、先着順です。また、身長・体重制限(例:10kg以下、70-80cm以下など航空会社による)があります。もしバシネットが取れなかった場合や、赤ちゃんが大きすぎる場合は、足元の広いバルクヘッド席を確保するか、奮発して赤ちゃんの分の座席(小児運賃)を取ってチャイルドシートを持ち込むことも検討してください。
赤ちゃん連れフライトの攻略法
1. 耳抜き対策
離陸時と着陸時の気圧変化で耳が痛くならないよう、授乳やおしゃぶりをさせるのが効果的です。タイミングを合わせられるよう、授乳間隔を調整しておくと良いでしょう。
2. 授乳とミルク
機内にはお湯がありますので、粉ミルクと哺乳瓶を持参すれば調乳できます。液体ミルクも便利です。授乳ケープも忘れずに。
3. おむつ交換
機内のトイレにはおむつ交換台がありますが、非常に狭いです。搭乗直前に空港の広いトイレで替えておきましょう。機内にはおむつ、おしりふき、消臭袋(これ重要!)、着替え一式を持ち込みます。
4. 周囲への配慮
搭乗時、近くの席の方に「赤ちゃん連れでご迷惑をおかけするかもしれません」と一言挨拶しておくだけで、心象が全く違います。
離陸時と着陸時の気圧変化で耳が痛くならないよう、授乳やおしゃぶりをさせるのが効果的です。タイミングを合わせられるよう、授乳間隔を調整しておくと良いでしょう。
2. 授乳とミルク
機内にはお湯がありますので、粉ミルクと哺乳瓶を持参すれば調乳できます。液体ミルクも便利です。授乳ケープも忘れずに。
3. おむつ交換
機内のトイレにはおむつ交換台がありますが、非常に狭いです。搭乗直前に空港の広いトイレで替えておきましょう。機内にはおむつ、おしりふき、消臭袋(これ重要!)、着替え一式を持ち込みます。
4. 周囲への配慮
搭乗時、近くの席の方に「赤ちゃん連れでご迷惑をおかけするかもしれません」と一言挨拶しておくだけで、心象が全く違います。
日本到着!空港での手続き
検疫(Quarantine)
特に問題なければスルーです。
入国審査(Immigration)
前述の通り、アメリカパスポートと戸籍謄本を提示します。
税関(Customs)
「別送品申告書」を提出するのを忘れずに。もしハワイから荷物を段ボールで送っている場合、この申告書(2枚記入して1枚控えをもらう)がないと、後で荷物を受け取る際に関税がかかってしまうことがあります。
特に問題なければスルーです。
入国審査(Immigration)
前述の通り、アメリカパスポートと戸籍謄本を提示します。
税関(Customs)
「別送品申告書」を提出するのを忘れずに。もしハワイから荷物を段ボールで送っている場合、この申告書(2枚記入して1枚控えをもらう)がないと、後で荷物を受け取る際に関税がかかってしまうことがあります。